本の内容
作者アラステア・ダゴールには、
DK社式の007という強力な武器がある。
そして彼はその一発に、
百万ドルもチャージしない。
『The Secret World of 007』は、
ボンド映画製作側公認の本であり、
その情報の豊かさと広さは、
シリアスなファン必携の内容だ。
『007/ドクターノオ』から『
ワールド・イズ・ノット・イナフ』まで、
007の過去の任務をたどり、
主な登場人物や出来事の分析から、
敵や味方の頭の中をのぞいてみよう。
豪華な写真はもちろん、我らがヒーローが
巻き込まれたスリリングな闘いや追跡。
その悪党たちの計画や武器、
それから007が使う道具や車、
隠れ家などの詳細なイラストは
感動ものだ。
称賛に値することに、
アラステア・ダゴールはまた、
ボンドの忙しい異性関係を追究する
チャンスも逃していない。
しかも、全部写真入りだ。
文章とイラストの構成は、
『The Secret World of 007』の
大きな強みとなっている。
各ページに短くきびきびした文章がはじけ、
そこに写真とイラストがちらばり、
そのすべてがあいまって、本全体を
007のキャリア
任務
味方
敵
恋人
のすばらしい洞察に仕上げている。
またボンド・マニアには重要なことに、
この本は映画の脇役たちについても
論じ語っている。
ストロンバーグのパイロット、
ナオミ(『007/私を愛したスパイ』)、
言語学者の教授インガ・バーグストロム
(『007トゥモロー・ネバー・ダイ』)と、
ここでは2人だけ例をあげておくが、
ほんのちょっと出てきた登場人物も
取り上げられており、
ボンドの雑学に目がない熱心な
ファンを満足させることだろう。
『The Secret World of 007』は、
すべての世代のボンドファンをうなずかせ、
なるほどこれはいいと驚かせるだろう。
洋書のためテキストは英語となりますが、
写真や図もたくさん掲載されているので
英語が苦手でも楽しめます。
状態について
中古本となります。若干のカバーの擦れがありますが、
ページの破れや書き込みなく綺麗な状態です。
発行年: 2000年
言語: 英語
ハードカバー: 144ページ
洋書のサイズ: 31.4cm x 26.5cm x 1.6cm